面白くなっていく
盛岡市ピアノ教室「ミチコピアノアカデミー」
2021年12月29日のブログです。
だんだん面白くなってきたぞ、と、感じ始めたら、しめたものです。
どんどん面白くなってきた!も、いいですね。
そういえば、思い出したのですが、初めて大野先生のレッスンを受けにお邪魔したとき、先生はこうおっしゃいました。「これからどんどん面白くなっていきますよ。」と。
そのとおりでした。
私の場合、性質的に、新しいことやできないことを「面白い」と感じられるので、未知のものというだけで、最初から全部面白かったですが、そういう意味ではなくて、この頃、ピアノに向かい練習することが本当に面白くて仕方がないと感じるようになってきました。レッスンを受けられない長い期間があってもこうしてこのように感じられるのは、先生がたからの素晴らしい教えのおかげ、そして、あきらめなかった自分自身のおかげです。
言うまでもなく、奏法のおかげです。
このような気持ちになってからの生徒さまへのレッスンには、これまでにはない何かが一つ乗っかり始めたかもしれません。
ピアノが上手いとは、良い演奏とは、というのは人により意見や感じ方が分かれることかもしれませんし、答えはありません。しかし、今、ピアノを弾くことを心から面白いと感じているか、今、一年前より明らかに進歩しているといえるかどうか、は、人それぞれ、答えは決まっています。
もし、どちらの答えもノーだとして、それでも、ピアノを教えていたり、ピアノが好きで弾いていたり、あるいはせっかく続けているというだけの理由でレッスンを頑張っているとしたら、答えがイエスになるようなあり方、勉強の仕方はあるのだと、視野を広げ、何かを変えていけたら、きっと、さらに良いことになっていくと思います。ただし、今の自分の演奏に心から満足しているのなら話は別ですが。
これからも、根本的に上手くなる、ということをちゃんと意識して学んでいきます。やっぱり、ピアノの扱い方を学ぶ、研究する、ということですね。ここを無視して曲の表現には結びつきません。
誰かに教えてもらったことを自分のものにしていくには時間がかかりますが、結局、この時間の積み重ねこそが、面白さへの道なんだと確信しています。