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練習のしかた

盛岡市ピアノ教室「ミチコピアノアカデミー」

2022年5月12日のブログです。

練習のしかたがすべてと言っても過言ではないです。

教師にできることは、練習のしかたを提示すると同時に、それを繰り返すことによってどうなれるか、ということを、できるだけ示して見せることではないでしょうか。

よく聞く「リズム練習」についても、

なんのためにそれをするのか、を、はっきりさせなければ、どんな時代のどんな作曲家の曲でも、速いところ、音符が細かいところは、ただただリズム練習をすればいい、と、条件反射のように指をバタバタさせてしまうかもしれません。

今の私は、リズム練習はほとんどしません。ただ、結果としてリズムがついているように聴こえる分割練習みたいなことはしますし、指が落ちていかないようにこらえる方が大事なので、指が「勝手に」動かないように、落ちないように、と、訓練している感じです。その結果、ショパンのエチュードやラフマニノフといった、昔から弾いている曲の弾きやすさや表現の幅が段違いに良くなってきています。

いずれ、どんな奏法、どんなやりかただとしても「その練習をして出てきた結果の演奏を、先生が弾いてみせる」ことはははずせないと思います。

先生が続けられないような練習を、生徒が続けられるはずがない。すべてではないですが、この考え方を、ある程度は意識していないといけないと思います。

先生が、仕事や家庭を持ってなお楽しく続けられる練習でなければ。

そして、ピアノを続ける以上は、何歳になっても何かが進歩していかなければ、練習の仕方に疑問を持ち、見直していかなければならないでしょう。

貴重な時間をたくさん使って練習をするわけですから、身体に負担をかけず、長期的な目線で、確実に進歩できるやりかたをみつけていきましょう!