上手くなるということ
盛岡市ピアノ教室「ミチコピアノアカデミー」
2021年9月14日のブログです。
ピアノが上手くなるということは、演奏が変わるということ。大きな変化ではなくても、わかるぐらいに演奏が変わったと感じられれば、それは、うまくなった(進歩した)と、言えるのではないでしょうか。
同じ曲を弾いてみればわかります。
何でもいいのですが、たとえばエリーゼのためにという曲。弾いてみて、一昨年、昨年、少し前と比べて手ごたえはどうか、感触は、気づくことは何か・・・、それらが変化していれば、一歩前進しているといえる気がします。
教える側が、一歩前進を感じている時、生徒さまは、やっぱりちゃんと上手くなっていきます。自分のできないことは、本当には気づけませんから、前進するということは、より的確なアドバイスができるようになるということです。特に、中上級の方へのレッスンにおいては、アドバイスが的確かどうかで、色々なことが大きく違ってくると思います。演奏の感想を述べても上手くはなれません。ダメなところを指摘しても、それだけでは上手くなれません。
初級から中級レベルの曲を弾いて、今の自分の状態をためしてみるのは、教える側としても、また、上級の勉強をしている場合にも、良いことのような気がします。
難しい曲をどんどん譜読みしていっても、たとえばエリーゼのために、を弾いてみた時の感触が変わらなければ、「上手くなっている」と言えるかどうかわからない、と、思っています。
ほんの少しでも演奏が変わった時というのは、同時に耳も変わった時なのかな、と、感じています。