伝わった喜び
盛岡市ピアノ教室「ミチコピアノアカデミー」
2020年12月24日のブログです。
先日、友人のピアノ教室での発表会に出演させて頂きました。ゲスト枠ですが、演奏内容は、先生である友人との連弾です。過去に何度か連弾させて頂きましたが、いずれも会場はホテル。今回もです。
正直、ホテルのピアノだから、音の伸びや響きがいまひとつだと、これまではうっすら感じておりました。
しかし今回、二年ぶりに弾いた感触は、これまでとは違いました。わかってはいたけれど「弾き手側の腕の問題なんだな」と、はっきりわかりました。(ピアノさんゴメンナサイ)
このブログに綴ってきたように、カメの歩みでも、私なりに奏法改革に挑み、やっと最近芽が出始めた気がしていたところでした。友人も、私の学びを何年もずっと見ていて、いつの間にか、同じように「もっとよくなりたい」と、勉強してくださっていますので、まだまだの二人でも、これまでにはない演奏ができた、そんな気がしました。
ご父兄さまからの感想が、私がこれまでブログに綴ってきた内容(ロシアピアニズムってこんなもの、みたいな内容)と、同じようなことをおっしゃっておられたのが驚きでした!これまでの連弾と違う、と言っていただけただけで、とても嬉しく、学びの芽が出てきたことへの感謝しかありません。
先生である友人のお誘い、そして、聴いてくださった方々に、心から感謝いたします。
演奏の機会を頂きまして、誠にありがとうございました。お教室のさらなるご発展をお祈りしております!
・・・人の演奏の、何を聴くか、どうコメントするかは人それぞれですよね。自分の場合は、演奏する側の目線でも聴いてしまいますので、印象としての感想以外に、「素晴らしいと思ったことを具体的に伝える」ように心がけます。どんな演奏にも必ず良さがあります。それを探して伝えることは、自分の好みを選別するフィルターを外す訓練にもなる、と、感じています。このことは、またあらためて書きたいと思います。