ピアノを習うこと、教えること
盛岡市ピアノ教室「ミチコピアノアカデミー」
2022年2月2日のブログです。
ピアノをやってみようかな、ここの教室がいいんじゃないか、と、思い切って始めてみる。
もし、ある程度続けていくうちに、何か違うような気がする・・・ということが出てきたら、先生によく話をしてみる。ピアノを習うこと、練習すること、というのは、生活のなかのごく一部なわけですから、教える側も、それぞれの生徒さんのすべてを把握してなどいませんし、気になることは遠慮なく話す。
その上で、何か解決しながらレッスンを続けるか、やめるか、あるいは、場合によっては教室を変わってみるか、と、判断すればよいのです。
気を付けたいのは一つだけ。教えるほうも、教わるほうも、誠意と責任を持つこと。これさえあれば、始めることも、相談することも、やめることも、教室を変わってみることも、なんでもあれです。人としての誠意というのは、相手の気持ちを受け止めることだと思います。
目に見えない技術、知識、楽しみ、経験、そういったことを提供しているのがピアノ教室です。それが生徒さんに合うかどうかは、やってみなければわからないところもあります。
ただ、入ってみたら思っていたのと違った、ということをできるだけ避けるため、我々はこうしてホームページやブログ発信をして情報提供をしているのです。
決して、一度入った教室を簡単にやめたり、軽い気持ちであちこちふらふらいくことを推奨しているのではありません。ただ、もし違和感を感じたら、その感覚を無視しないということ、そして場合によっては、変えていく、という選択肢も恐れないことは大事だと思います。これは教わる側の話です。どんな先生も万能ではありませんし、その考え方や方針も様々。受け取る側の感じ方も様々。違和感の原因は、良い悪い問題ではありません。
先生の役割は、お手伝いです。ピアノを楽しむためのお手伝い。より技術を高めるためのお手伝い。そして、困っているときに解決のヒントをあげるということ。時代は変わり、世の中見渡せば、ワンレッスンで色々な先生に教わってみている人も多いのではないでしょうか。これは、求めているものがある場合ですが。
先生のお手伝いの役割は、生徒さんによって、たった一度のレッスンの場合もあるし、10年以上続くこともある、という違いはありますが、いずれ生徒さんが教室を離れるときに味わう感情が、レッスン回数に関係なく、すがすがしいものであることをいつも願います。教える側も教わる側も。これは、とても大切なことだと思います。