目標をいつも新しく

盛岡市ピアノ教室「ミチコピアノアカデミー」

2021年1月19日のブログです。

「日常」のなかでいつも目標を意識して取り組んでいるいる人は、楽しみながら伸びていく気がいたします。レッスンや練習に「悪い意味で」慣れてしまうと、今の曲をレッスンまでにどうにか弾けるようにしなければ、という、おおざっぱな感覚で、ひたすら音符リズムを読んでとりあえず弾く、というところばかりに追われてしまうことにもなりかねません。

それでも、続けていけばもちろん力はつくでしょうが、「土台であるテクニック」への意識がおろそかになってしまう場合もあるかもと思うのです。

ブログでもくり返して書いてきたように思うのですが、ピアノのレッスンというのは「将来、最小限の努力で自力で弾きたい曲が弾けるようになるための知識と技術をお教えする場」でありたいと思います。曲が弾けることばかりを急ぎ過ぎると、どこかの時点で苦しくなることも予想されるので、「曲が自由に弾けるために必要なこと」のレッスンに時間をかけたいと思うようになりました。

とりあえず弾けるために、指だけでなんとかしてしまっていることは、案外多いかも、と、今の奏法を勉強してから思うことが多くなりました。（実はなんとかできていないことも多い）

「曲の中の部分を使って」必要なことを丁寧に一緒に学んでいく、という感じです。身につくのは時間がかかるけど、やり方が間違っていなければ確実に今より良くなる、と、お伝えしながら。

毎回のレッスンで「目標の設定」が微妙に変わっていく、意識をもったレッスンをより深めていきたいと、気持ちを引き締めています。

また、無理なこと、無駄なこと、が、自分の弾き方や練習のなかにないか、いつもチェックしていきたいですね。何回やってもうまくいかないときは、方法を見直すべきかもしれません。