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着眼点とピントの合わせかた

盛岡市ピアノ教室「ミチコピアノアカデミー」

2020年12月28日ののブログです。

レッスンにおける教師の着眼点は様々だと思います。似たようなレベルの生徒さまでも、一度きりのレッスンなのか、短期間なのか、この先何年も指導する可能性があるか、によっても多少違ってきます。

目の付け所が的確であるということは、良い指導をする上で、ある意味最も大切なこと。その生徒の「今」に対してどのようなコメント、導きをしていくか、この連続がレッスンなわけですが、それが立体的なものになるか、平板なものになるか、常に分かれ道にあると思って臨んでいるつもりです。

思いついたこと、気づいたこと、を、手当たり次第に口にしても、それだけではレッスンは平板なものになってしまいます。音の間違いを直すとか教えるといったことは、「当たり前」のことなのですが、なぜ間違えてしまうのか、その原因を一緒に探るのは大事かな、と思います。自分自身へのレッスン(つまり練習ですが)でも、同じことを心がけています。

また、一回のレッスンを、一つの流れだけで突き進まないことも必要ですね。

あらゆることには原因があり、その原因の原因?もあるかもしれません。要は「すべては繋がっている」ということを意識して、ものを見る感じ。(レッスンに限らないですね。)

そのためには、ピントを合わせすぎてはいけないと最近思います。ピントを合わせすぎると、気づいた何かから目が離せなくなり、そこが最も重要なものにどんどん思えてきます。そうかもしれないが、そうではないかもしれない。いつも、良い意味で「ピントを合わせすぎず」見れるようにしていきたいな、と、感じています。

・・・そんな風に心がけていると、思いがけず、非常に重要なことに新たに気づけたりもするのです。面白いですね。