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芽が出たうれしさ

盛岡市ピアノ教室「ミチコピアノアカデミー」

2023年1月23日のブログです。

ほんとうは、小さな芽が出るためにはとても時間がかかるもの。

ピアノを習い始める年齢が低い場合特に、小さいのにこんなにもう弾ける!みたいなことをほめたり驚いたりするのは、その子個人を認めてあげる、というだけにとどめるのが無難だと思います。そのこと自体は、その子の才能というだけであって、ピアノの勉強って、そんなにするするいくものではないからです。

ピアノという大きな楽器の理解というか、その存在の認知にいたるだけでも、ほんとうは、おおごとなわけです。

私自身は、小さいときにたくさん練習し、ご指導いただき、幼稚園ぐらいでも相当弾いていたと思うのですが、はっきり言って、鍵盤しか見ていなかったし、指を動かして曲をこなしていくことをただやっていた。あくまでも私の場合です。弾く場所が変わっても、意識は鍵盤しかなかった・・・

でも・・・本当は、小さいうちから、ピアノという楽器のすごさ!音の可能性!いろんな音が出せる!そんなことに驚いたり感動したり、圧倒させられたり、そんな経験をじゅうぶん土台に置きたいなって、思うのです。

イメージを大きく持つことは大事。

イメージの出どころは経験しかありません。

リストを弾くようになってやっと、楽器を鳴らしましょう、といったところで、鍵盤しか見ないで何年もやっていては、なかなか難しいのです。くり返したことが、刷り込まれるのですから。

・・・たとえばレッスンにおいて2年かかって芽が出たうれしさ。それは、けっこう深いところでしか感じられない心の感動です。頻繁に味わえる気持ちではないです。ここまでくると、ちょっと練習したらできた!という本人のうれしさがこの後連続していくので、レッスンも練習もスムーズにいきます。

教えているのは自分だけれど、自分の力じゃないな、と、感じます。

感謝しかないですね。

・・・芽が出るために必要なのは、太陽の光、水、そして時間。これらは人の力ではどうにもできません。自分にできることは、種をまいて、耕すこと、場合によっては手をかけずそっと見守ること。その見極めと行動。これだけです。