練習についての考えかた
盛岡市ピアノ教室「ミチコピアノアカデミー」
2021年1月11日のブログです。
練習すればうまくなる。それはそうだと思いますが、もう少し突っ込むと、「練習でくり返したことが刷り込まれる」とも言えます。
曲が弾けるようになるため、何度も繰り返し練習し、弾けるようになった時には、くり返した弾き方、身体の使い方も身に付いてくる、というわけです。
ピアノのレッスンにおける教師の役割の一つに、技術の「矯正」とか「メンテナンス」という言葉を使ってみるのも、的外れではないような気がします。誰しも、先生に言われたことをどんなに気を付けていても、問題点は常にあるものです。
教える立場であっても自分の技術を磨く努力を怠らずにいると、生徒のちょっとした大切な問題点に気づかせてもらえるなあ、と、最近ますます感じます。音楽的なことや、精神的なこと、理論的なこと、に加え、いつでも「技術面での細かいメンテナンス」的なアドバイスを心がけてレッスンさせて頂いております。
演奏に気持ちをのせたくても、技術にひっかかりがあれば、思うように演奏できません。技術のほんのささいな修正を「きちんと」重ねていくことが、のちに大きな差を生むと思います。練習のときも、同じような考え方で「自分自身がより良い技術になっていくよう意識しながら」取り組むことが大切だと思います。