違和感の原因と進歩の証
盛岡市ピアノ教室「ミチコピアノアカデミー」
2020年12月9日のブログです
久しぶりに、練習での気づきを書いてみたいと思います。
ある程度曲が弾けるようになったら録画をしてチェックする習慣にしているのですが、最近は、自分の演奏をチェックするときのポイントが変わってきたように思います。ざっくり言うと「ぼんやりと感覚でチェックするようになった」感じです。
かつては、「おかしいところはないか」「気になるところはないか」というチェックの仕方だった気がするのですが、今は、弾いている自分の姿と出てくる音楽の全体にただようオーラとでもいうか、そこから何を感じるか、みたいなところに意識がいっています。(どう改善していくかは、後から書きます)
なぜこういう聴き方なったかといいますと
たとえば、ここの、そこの、リズムの崩れや、音色(身体の使い方、タッチ)が、なんだか違うなあと感じて、細かく直したつもりで録画仕直してみても、「確かにそこはよくなったかもしれないが、全体の雰囲気は大差ない」ということを痛感するようになってきたからです。
逆に言えば「問題点は細部にあるわけではない」ということです。
先ほどの練習で、座り方含め、全身の状態を意識のなかでチェックし、あくまでも自分の中の感覚でのことになりますが、膝の関節、背骨の関節ををゆるめる感じををイメージしたところ、打鍵の感覚が変わり「引き上げざるを得ない」状態になっている気がして、録画してみましたら、リズムの安定感が変わりましたし、音色も明らかに変わりました。演奏に漂うオーラが変わった気がしました。
打鍵が指先に到達するまでの時間、どういうエネルギーの流れがあるかで、演奏は変わるのだなあと、まだまだ漠然としていますが(それでいいのだとも思います)色々発見があり、嬉しいです。
今は、色々な曲をを練習しており、進歩を感じられることが一つありました。これは、次のブログで書いてみたいと思います。