ひとり

盛岡市ピアノ教室「ミチコピアノアカデミー

2021年12月28日のブログです。

ピアノ教室をやっています、と言うと、「生徒さんは何人ですか?」と聞かれることが多いです。

「どのような教室ですか?」とか「どんなこだわりでレッスンされているのですか?」と、きかれることはまずないですね。

一般的に、ピアノ教室と言えば、「生徒が何人」「発表会は」この二つぐらいしかイメージがもてないのかもしれませんね。

うちの教室も、そんなイメージ通りの時代もありましたが、ミチコピアノアカデミーにしてからの、私からの目線での教室のイメージは、まさに「一人一人に合わせた個人レッスン」「生徒はひとり」(それが人数分)というところでしょうか。

言葉に限界がありますが、それぞれの能力、思い、そして目的をお聞きしながら最善のことをお伝えしていくことは、教室全体として足並み揃えて何かをしようとすることとは、なかなか一致させられません。

私自身がここまで学んできたからこそできることが、レッスン室の中で日々生まれており、本物の一対一の安心感にもつながっていることと信じています。でもそれは決して閉鎖された世界での生ぬるいものではありません。自己流で学んできたのではありませんから、当然です。

みんな、ほんとうにちがうのです。おとなも、こどもも。

先生にとって、生徒は、常に「ひとり」なのです。

先生である自分が、広い意味で進歩すればするほど、様々な対応ができていくし、その生徒さまにしかできないレッスンを通して、こちらがあらためて学び、さらに力がついていく気がしています。そして、他の生徒さまへのレッスンにも生かされる。そういう意味では、同じ教室の仲間は先生を通じてつながっています。レッスンで受け取るものには、たくさんのものが込められているのです。

生徒さま、ご父兄さまには「心からのありがとう」を、いつも感じています。まだ見ぬこれから出会うであろう生徒さまにも同じ気持ちでお迎えしたいと思います。