可能な範囲で
盛岡市ピアノ教室「ミチコピアノアカデミー」
2021年4月23日のブログです。
奏法の話をする以上、何が違うのか、どう違うのか、可能な範囲でになりますが、実践して、それぞれの弾き方をお見せして、聴き比べていただかなければわかりにくいと思います。たとえ、自分はまだまだだとしても、今やれることはしっかり示し、まだやれないことは、やれるまで(目指して)努力していくしかありません。
奏法の伝え方は、より高い技術をお持ちの先生方の発信をご紹介することも、今は可能になりました。
自分が何十年もやってきた一般的な弾き方の例えの見せ方が、なかなか難しく、その弾き方の中でも悪い例、みたいになってしまいますので、お見せするとき、可能な範囲で、まあまあ綺麗な感じの比較演奏ができたらいいなあと思うようになりました。私自身がまだまだなのですけど、そんなことを言っている時間ももうないので、そこもひっくるめて、堂々とお伝えしていきたいと思うようになりました。
この、比較をきちんと見せたい、というのは、生徒さまがこの後の人生で私以外の先生につくことになった場合、困らないように、という意味合いもあります。すべてのピアノの先生が、あらゆる奏法の可能性を提示したうえで、その中から選び抜いたご自身の奏法の方針を示してくれるならともかく、私自身も含め、そこまでのことは無理に近いです。
一般的な弾きかたをずっと頑張ってきたからこそわかる、二つの奏法の違いについて、可能な範囲で示していけるように、まだまだ頑張っていきます!
・・・だれかと、なにかと、競争しているわけでもなく、張り合っているわけでもなく、自分を示したいわけでもありません。でもこうして発信するようになってから、意識が変わり、取り組みが変わり、結果少しずつ音や音楽が変わり、そして、新しい出会いもありました。発信を始めるまでは面倒なこともありましたが、今は本当に良かったと思っています。
やってみるものですね。