疑問の大切さ
盛岡市ピアノ教室「ミチコピアノアカデミー」
2020年2月6日公ブログです。
皆さまこんにちは。
盛岡は、ようやく、冬らしいピリッとした冷気に包まれております。寒いですが、気持ち良いですね。
・・・ロシアピアニズムは本当にすごいです。普通の奏法では自分には不可能だった曲が可能になったり、音が出ないなあと思っていたことも、表情がつかないなあと思っていたことも、すべて「弾き方」を変える(会得するために練習をつみ重ねる)ことで、改善、解消の方向に向かい続けます。人生半ばを過ぎた私でさえ、です・・・
奏法の特徴として、それまで長年やってきたことと「真逆」のこともあり、ますます、ピアノの奥深さ、魅力にとりつかれています。ずいぶん遠回りをしたようにも思いますが、だからこそ身に染みるものがあります。
・・・レッスンや練習での疑問は皆さんどれくらいあるものでしょう。私は、いつも疑問だらけでした。疑問といっても「どうしてこんなに練習しているのに、いつまでたっても安心して弾けないんだ!」といった大雑把な気持ちも含めてです。それも、突き詰めると「なにかが間違っているのかもしれない」というところにつながります。
先生や誰かが答えてくれる疑問もあるだろうし、自分で行動を変えて検証に向かうしかない疑問もあると思います。
初歩であれ、上級者であれ、常に疑問があってこそ、前に進んでいけると私は思います。自分で考えるということは、ピアノに限らず、やっぱり大切なことだなとあらためて思います。今でこそ、こんな事をしみじみ思う私ですが、教室初期の頃からしばらくは、そんなことを言ったり思ったりすることもなく、ただひたすら指導指導、と、頑張っていたように思います・・・未熟だったなあと思い返しますが、その時できる精一杯取り組んでいたことだけは、今と同じかな・・・
ピアノ教師でありつつ、ピアニストとして活動するようになり、見えてきたことはたくさんあります。これからも、自分自身の成長が、生徒たちにたくさんの良い影響となることを願い、歩んでいきたいです。
今の奏法は、私にとって、これまでの疑問解消の薬みたいなものかもしれません。
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