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それはそれとして

2020年1月14日のブログです。

皆さまこんにちは。

「弾き方」「一個の音の響き」

・・・これらの追求に終わりはありません。一生かけても、到達点というものはないと思います。今より一歩でも高みを目指していくだけです。あせらず、あきらめず。

・・・そのことは、それとして。

ピアノを弾くって、とっても楽しいことです!こうでなければならない、なんていうことは、何もないと思います。

だって、ピアノという楽器は、そっと触れるだけで(押したり叩いたり、ではありません)色んな音が出ますし、一度にたくさんの鍵盤で、色々な感じの音の重なりも出せるし・・・

楽譜が読めなくても、まずは自由に鍵盤で遊んでみたらいいと思います。ペダルを踏んで、音が伸びたり混ざったりすることに耳を傾けてみたり。指一本で、知っている曲のメロディーを作ることもできます。

どうやって弾いてもいいんです!ほんとうです!

・・・でもまあ、それはそれとして。

どうやっても弾けちゃうのが、ピアノの楽しいところでもあり、「ちょっとこわいところ」でもあると思うのです。私が、何十年もやってきた弾き方を、必死に修正しながら学んでいる、という現実が、そのことを物語っています。(私と同じような方は、世の中にはたくさんおられると思います)

私が長年やってきたのは「悪い弾き方」ではなく、「限界のある弾き方」だった、ということです。ここは、とても大事なところです。誤解のないように、きっぱりと書きました。

「悪い」「間違い」が、あるわけではないのですが、どうせやるのなら、はじめから、「限界のない弾き方」をおすすめしたい、ということです。

この形で弾きなさい!というような教え方では全くありません。そもそも、形の問題ではありません・・・

ピアノという楽器は、鍵盤が、やたらと目につくこともあり、「指を動かして弾く」というイメージが強すぎるので(まあ実際そうですけども)指を鍛えなければとか、指に神経がいきがちですが、その認識が果たして本当なのか?もっと細分化して動きを考えるとどういうことなのか?・・こればかりは、きちんと学ぶしかないと思います。

(正直言って、この点に関しては、ピアノ指導者においても認識は人によって違いがあると思います。指導者は学び続け、色々な教えがある中で、考え、模索しながら、より良いありかたを選んでいく責任があると思います。)

・・・私が子どもの頃(当然昭和)のレッスンで教わっていた常識は、もう常識ではなくなっていることもあると思います。その時代の情報の中では、それがベストだったとしても。物事は進歩発展しています。それはピアノに限ったことではありません。

物を教える先生も、同じ人間。先生という偉い生き物に変身したわけではありません。今ある知識と技術、これまでの経験を頼りに、いつだって、今これがベストと思って教えているわけです。

だから、教える側は、自分の中の情報を更新していかなければならないし、常々自分を疑うことも必要。それをしないと、あっという間に視野が狭くなる。教わる側は、先生を信頼しつつ「自分で考える」ことも必要です。疑問に思ったことはどんどん聞いてみればいいと思います。レッスンがより生きたものになっていくと思います。

・・・ピアノを習いたい、またはお子様に習わせたい、ということについては、お一人お一人色々なご事情や思いをお持ちの上だと思います。それぞれのご希望に、できるだけ寄り添って、お役に立てたらいいなと思っております。よろしくお願いいたします。

皆さまの、素敵なピアノライフをお祈りいたします!