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日ごろの意識

盛岡市ピアノ教室「ミチコピアノアカデミー」

2024年4月24日のブログです。

コンクールや発表会に向けた曲の練習は、仕上がっていく過程の楽しみもありますし、何より楽譜を見ないで曲が弾けるようになっていくと、表現に集中できるので、ピアノを弾くことそのものの楽しさを普段より深く味わい、達成感も味わうことができます。良いことだらけですね。

こういった取り組みの時間を、演奏に集中して充実させていくためにも、「基本の読譜」に関して、特にこどもたちには普段からしっかり身につけていってほしいと願います。日ごろのレッスンでの「意識」が大事です。

読譜がそんなにできなくても、ピアノは弾けるものですし、むしろ、耳で聴いて覚え、良い意味で感覚的に演奏することで、音楽的な演奏になる場合も少なくないかもしれません。演奏者の音楽性と読譜力は比例しているわけではないと思います。

ただ、「弾くのは好きだけど読譜が苦手」という状態ですと、少なくともクラシックピアノを学ぶ上では、ある程度以上になると進みづらくなっていくかもしれません。読譜で引っかかって、せっかくの「弾ける可能性」が狭められるのはもたいないことです。

楽譜を読むこと、特に初見に関しては、得意であるに越したことはないと思います。

また、読譜の基礎だけではなく、どういう音や響きを出したいか、どうすればどんな音、響きが聴こえるのか、といった楽器の扱い方の基礎についても、初歩の段階から、楽しく自然に時間をかけて身に付けていてほしいと願っています。「時間をかけて」で、良いのです。

・・・今年は、初夏に大人の弾き合い会、秋に発表会を予定しています。

社会人の演奏は、昨年はjazzの方もおられましたし、年代も様々です。基本的な楽器の扱い、音の出し方に関しては、ジャンルを問わず共通して学べることはたくさんあります。

ピアノを弾いていて、もっと上手くなりたいけれど、何をすればよいかわからない、とか、自分の演奏の弱点がわかっているけれどなかなか直せない、など、何かお悩みの方、もしかしたらお役にたてるかもしれません。体験レッスンでどうぞお気軽にご相談下さい。