刺激がなければ

盛岡市ピアノ教室「ミチコピアノアカデミー」

2022年1月21日のブログです。

人間、やる気の源は、色々あると思いますが、一つは「刺激」だと思います。

え？とか、お？と、感じることは、小さな驚き。発見。これは、明らかに刺激を受けた心の反応です。

ピアノの勉強において、どこからも刺激を受けずに進歩していくというのは難しいのではないでしょうか。また、刺激を受けずに教え続けるということも、同じことのように思います。

学んだことをもとに、自分自身で練習を積み、進歩し、何かを発見し、己の変化に気づいたら、それも、与えられた刺激と同じことだと思います。結局、刺激に反応できる心の問題になるのかもしれません。

レッスンにおいては、小さな刺激をできるだけお伝えするように、心がけています。だってそれは、やる気につながるはずだから。やる気をもってレッスンにいらしてくれた人に、新しいやる気をもち帰ってもらう感じです。良い連鎖になっていきます。

やる気がない人は、そもそもレッスンを続けられません。レッスンを続けているということは、やる気満々ということだと認識しています。練習がどうとかいうことは、レッスンへのやる気とはまた、別な問題。

レッスンはレッスン。練習は練習です。

特に、大人の生徒さまたちにおいては、それぞれの純粋なピアノへの気持ち、熱意を前にして、ちょっと大げさですが、胸が熱くなる思いがするのです。立場、技術レベルではなく、その人にとっての人生におけるピアノの位置づけがすべてだと、あらためて感じる日々です。

人にもよるとは思いますが、学生までは、たいがい親のおかげで学べています。本気が試されるのは、そのあと、大人として自立してからのような気がします。音楽の専門にしろ、趣味にしろ、同じことだと思います。

少しでもお役に立てられるよう、頑張っていきたいです。

生徒さんたちから、いつも刺激をもらっています。ありがとう！