ピアノがもっと上手くなるには④「録画」

盛岡市ピアノ教室「ミチコピアノアカデミー」

2022年11月18日のブログです。

前回、練習で気付いたことの記録をしていくと良い、と、お伝えいたしましたが、ある程度曲が形になってきたら、演奏の録画をして、客観的にチェックしていくことも必要です。

演奏しながらでは気づかなかった改善点などを見つけることもできますし、さらに良くしていくにはどうしたらいいか、ということを他人の演奏への感想を持つ時と同じように、ある程度客観的に考えることができます。

ただ

いまの自分自身が「よし」として作り上げた演奏を、同じレベルの当人の耳で聴くわけですから、演奏がそれなりにまとまってしまうと、まあまあいいんじゃないか？と感じてしまうということも普通だと思います。

まあまあいいんじゃないか、と、ある程度感じた状態で、良いレッスンを受けられるのも効果がありますね。さらにレベルの高い耳を持った先生に師事できれば、そこから何をすべきかの新たな道が開けていきます。

私自身、3年前、4年前などのコンサート前のいくつかの練習録画を今見ると、こんなだったのか！と、驚いてしまいます。当時も、これで良いとは思えず、もがいていましたが、そんな中でも、未熟ながら公開演奏の場も、曲の数も多く取り組んできたことは、現在に至るその後の進歩の糧になっていたのかな、と、振り返っています。

様々な角度から常にチェックしながら、耳を変えることも含めて、あきらめずに勉強していくと、ある程度長いスパンで演奏は確実に変わっていくものだと思います。

曲の全体が完成しなくても、部分ごとの録画でもいいと思います。

録画、ですから、音だけではなく、自分の演奏の姿も含めてチェックし、調整していきましょう。案外、必要ないところに余計な力が入っていることが見た目でわかったりします。身体の使い方をどうしていくか、何度も試しながら、良い感じのバランスを見つけていきましょう。

手軽に観れる動画配信などを活用しながら、素晴らしいと感じる演奏を多く鑑賞し、理想を高く持つことも、実はとても大事です。