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背中から!

盛岡市ピアノ教室「ミチコピアノアカデミー」

2025年4月15日のブログです。

ここ最近、練習をしていて、諸々小さな気づきはあったのですが、先日、久しぶりに「あれ、変わったかも」と思えることがあったので、覚え書き的に記しておこうと思います。

カプースチンのエチュードの4番を新しくさらっており(生徒さんが新しくもってきた曲だったので)、それをある程度弾けるまでに1週間ほど集中してやっていました。

そうしたところ、詳しいことは省きますが、手のひらがだいぶ鍛えられ、それまで弾いていた他の曲も、だいぶ弾きやすくなっていました。そんな中、練習していてある瞬間、「背中から腕を使ってないよね?」と、自分に対しての心の声?が聞こえました。

「そうだ、背中から弾こう」と、意識してみましたところ、大きな感覚の変化と、響きの違い、そして、細かいパッセージがより安定して弾ける体験をいたしました。

背中から弾く、というワード自体は、よく耳にします。肩甲骨から弾くのだとか、いろいろ言いますが、実際、背中を意識しても、指から弾いてしまっていました(たぶん)。腕を楽にしても、腕を楽にして、やっぱり指から突っ込みました、という風になってしまいがち。理屈はわかっても、弾き癖を直すのは根気がいります。できているつもりでも、本当にはできていないことは、実は多いのです。私自身もそうだと思います。

背中から、と言っても、自分の身体の感覚だけが頼りなわけですが、今回の場合、これまで気をつけてきた身体前方の腕や手や指に関する諸々のことをふまえて、背中の意識をプラスした結果、鍵盤と指の関係が安定したり、打鍵のタイミングにゆとりが出て、響きや音色にもつながってきたように思います。

椅子の位置に関してなども含め、引き続き、検証していきたいと思います。

うっかり4時間以上練習してしまっても、あまり疲れを感じなくなってきたので、良い方向に行っているのではないかと思います。とはいえ、できるだけ日々の練習は多くなり過ぎないようにコントロールしていくつもりではいます。気づきがあると嬉しくて、欲を出したくもなりますが、今後の自分は、練習も演奏自体も、より質を高められるように、というのが課題です。

・・・ちなみに、練習の合間に、よく逆立ちをします。30秒を何回か。とても良いです。血流がよくなるのかわかりませんが、肩の凝りもリフレッシュされ、頭もスッキリして疲れにくくなります。おすすめです。