可能性を感じる喜び
盛岡市ピアノ教室「ミチコピアノアカデミー」
2021年12月31日のブログです。
一年を振り返り、あっという間だった、と感じています。
11月に予定していたピアノライブも中止にしてしまいましたが、元気でさえいれば、先にいけばいくほどより良いパフォーマンスができるわけですから、世の中の状況及び身の回りの状況に無理のないタイミングで、また、皆さまに演奏を聴いて頂ける機会を願って、変わらず精進していきたいと思います。
ここまでピアノを続けてきて、教わってきて、教えてきて、「可能性を感じる」喜び、というものが何よりの宝だと感じます。
初級の子どものレッスンにおいて、その成長に関わりながら、自然に可能性を感じていくことは多いかと思いますが、すでにある程度弾ける場合、しかも、ある程度曲を完成させた状態で、「さらなる可能性」をいつも感じられる、ということが、今年一年で深まったところだと振り返っております。自分の経験のないことは、生徒さまにはお伝え出来ませんから、このことに確信をもって、来年からのレッスンに生かしていきたいと思います。
面白くなってくる、というのは、可能性を感じる、という感覚もあるのではないでしょうか。
いま他人よりちょっと上手だから、演奏をほめられたから、というのは、一瞬で過去になります。
でも、自分の将来は、もしかしたらこれからすごいことになるかもしれない、と、感じるのは、どこまで行っても過去にはなりません。常に発展途上だと自分でわかっているので、結果や評価にいちいち左右されることもありません。謙虚に受け止めることもできます。
今の私自身、10年前からみたら「すごいこと」になっているのです。
すごいこと、というのは、それまでには味わったことがない感覚のことです。
こどもにとっては、なんでも「すごいこと」だから、感動もワクワクも大きいんですよね。
ピアノの勉強の、やる気の出どころが、未来への可能性。そこに年齢は関係なし。
素晴らしいことです。
こういうところに来るなんて、数年前までは予想もできなかったです。人生は、だから面白い。今の自分が予想できる「良いこと」なんて、今の自分の範囲にしかないわけだから、考えるだけ無駄。また、山あり谷ありではありませんが、そんなにスムーズにいっても面白くない。
なにもかも、人との比較ではないのです。自分の過去との比較で、すべて決まります。
来る年も、皆さまにとって素晴らしい年になりますことをお祈りいたします。
今年一年、ブログをお読み頂きまして、まことにありがとうございました!