今思えば
盛岡市ピアノ教室「ミチコピアノアカデミー」
2022年1月22日のブログです。
結局、何かに変換して納得したかったんだなと、過去を振り返ると思います。
コンサートをやって、お客様によろこんでもらえた、とか、コンペティションや何かで評価された、とか。生徒さんや教室の成果もそうかもしれない。本来あるべき、自分対ピアノ、のところで欠けているものを、外との関わりに、置き換えていたようにも思います。
それらを精一杯やっていたのは真実だけれども、肝心なものが欠けていた。だから、いつも右往左往していた気がします。
もちろん、これからだって、ステージで演奏はするだろうし、演奏を喜んでもらえたら嬉しいし、教室も頑張っていくけれど、やっぱり、一番の根っこは「自分が自分の演奏に納得できているか」なんだと思います。
その「納得」というのは、日々の練習、過去に比べての進歩、ピアノとの距離感、などなど。「現時点での納得」であり、内容が更新していくという。
この奏法を教わることができ、その根っこが、ようやくわずかにできてきた気がするので、今後の活動は、演奏会一つするとしても、何かが違ってくる気がします。何とかしてお客様を集めよう、とか、しなくなる気がする。
本当に興味を持って聴きたいと願ってくれる人のために弾きたいし、自分自身のためにも、弾きたい。早々とお別れしてしまった、もう会えない人のために弾きたいし、遠くにいる大切な人に向けて弾きたい。これまで指導して下さったすべての人に感謝をもって弾きたい。こういうことを、これまでも思っていた気がするけれども、何か、感じ方が変わりました。
ピアノを弾いてきて本当に良かった。
感謝しかありません。
もっともっとうまくなります。それが、お世話になったすべての人への恩返しだと思うし、教室のためでもあるから。