レッスンを楽しむために
盛岡市ピアノ教室「ミチコピアノアカデミー」
2020年12月21日のブログです。
「楽しめればいい」と、よく耳にします。
レッスンを楽しむために、何が必要でしょうか。ここで書くのは、ある程度の年齢以上の場合ですが、内容の意味するところとしては、お子さまにも当てはまることだと思います。
まず、「まだ知らないことを知りたい欲」「今できないことができるようになりたい欲」があること。これは、当然のことのように思われますが。「欲」というのは行動の源だと思います。基本的には、学びへの欲がしっかりあることが大切だと思います。
自分にこの「欲求」が、あるかないかも、学びながら気づいていく、ということもあるのかもしれません。というか、そういう方が多いのではないかと感じます。ですからスタートにおいては「気軽で」構わないと思います!どうしても欲があらわれてこなければ、やめればいいだけです。
何かを学んでいく過程において、自分自身を知っていくということも、大いにあると思います。私自身がそうです。
これまで私は「変化」という言葉を好んで使ってきましたが、考えてみれば、自分自身が変わったと感じるときは、「眠っていたなにかが目覚めた」ということなのかもしれませんね。学びには、そういうものを引き出すすごい力があると思います。
レッスンを楽しむためには、先生を含め環境の心地よさも欠かせません。自分の感覚を大事に・・・
そして、「積極性」ということと「柔軟な受け身」のバランスが大切かなあと思います。先生に、たくさん質問したり、自分の考えや感じ方を伝えるのは大切なことです。教える側もやりやすくなります。勇気と誠意をもって伝えればいいだけです。しかし一方で、先生が、「一つ上のレベルから」アドバイスをくれたりして、まだ理解や納得に至らない場合、それでもいったん「きちんと受け止める」ということも大事だなあと思います。
教えて頂いたことが、二年後に突然腑に落ちるとか、そういうのもよくあることです。
『楽しい』の意味するところが人それぞれなわけですから、答えなど出せるものではありませんが、「やればやるほど楽しくなって」いくようなら、何よりのレッスンではないかと思う次第です。
今できることを、積み重ねていくだけですね。教える側としても、教わる側としても!