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小さな手

盛岡市ピアノ教室「ミチコピアノアカデミー」

2021年1月9日のブログです。

幼いお子さまにとって、ピアノの鍵盤は巨大です。お子さま一人ひとりの興味関心の持ち方に応じて、レッスンは自由かつ慎重に、と、心がけています。

まだ小さくても、5本の指をいっぱい動かして弾きたい!という意欲がみられるなら、細かいことを言わずどんどん弾かせながら進めたいと思いますし、しばらくの間、一本指(いろいろな指)でメロディーやリズムを弾かせることもあります。いずれ、そのお子さまにとって「難しい」と感じずにできることを探りながら、様々なパターンで試すことを大切にしています。そういう意味で「自由に」レッスンしています。「鍵盤と仲良くなるためのお手伝い」という感覚でしょうか。

ただ、「指」という部位だけを独立させて使うわけではない、ということ、特に腕、手首、掌、の使い方については、少しずつ伝えていきたいところなので、自由に弾かせながらも「慎重に」様子をみながら進めております。響きを感じる体験とともに、大切にしたいところです。

将来「楽しく弾ける」ために、覚えておきたいこともたくさんありますし、「聴く」「歌う」という活動だけでもじゅうぶんなレッスンになります。

弾けるかどうか、を、あまり小さいうちから重要視する必要はない、と、今は思っています。楽しく音楽の体験を重ねていくうちに、成長に応じてスムーズにできてくることもたくさんあると感じています。