年末頃になると弾きたくなる曲
盛岡市ピアノ教室「ミチコピアノアカデミー」
2025年1月6日のブログです。
年始に年末というワードから始まってしまいますが
今年もあと数日、という時になると、リストの「ラ カンパネラ」をなぜか弾きたくなって、ピアノに向かって、練習ともいえず、「弾いてみる」という感じでピアノをさわっています。ここ数年そうかもしれない。
昨年末から今年にかけても、無意識に同じことをして、ああ、またこれを突然弾き始めた、となっていましたが、今年はこれまでになく弾けるというか、曲との距離が縮まっている気がしました。
何十年とピアノを弾いていると、意識して練習することはほとんどないのに、なんとなく弾いているうちに何となく覚えてしまう曲、というのがあると思いますが、この曲もその中のひとつ。本番に乗せるのなら、なんとなく、では済まされませんが、教えるという仕事は、生徒さんの曲をすべて弾いてみなくてはなりませんので、自然にこのようなことになります。
指をしっかり動かして、指先の意識で鍵盤をとらえていた頃とは 諸々の感覚が違っていて、僅かかもしれませんが、私なりに、一年前より掌の支えが安定してきたのでしょう。だから、一年間練習しなかった曲に手ごたえが出てきたりするのでしょう。
弾く、ではなくて、手を置く、という感覚。
・・・昨年は、演奏の機会もあったのと、これからのことも考え、自分的には日々それなりにしっかり練習したほうかな、と思います。忙しい環境、自由のきかない環境も傍らにもっているからこそ、信念を持って取り組めるのだと感じます。
このブログで何度も書いていますが、ピアノが上手くなるというのは、技術、耳、心、の根本的な変化を自覚でき、演奏に反映できていくこと。そしてやっぱり、苦労なく弾ける範囲が広がっていくことだと思います。
お子さまにももちろんですが、特に中上級以上の中高生、大人の生徒さんがたに、身をもって私自身の変化、気づきを演奏を通して示していけるよう、これからも精進していきたいと思います。