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音(響き)のお手本

2020年1月13日のブログです。

皆さまこんにちは。

お茶の水にレッスンに行く楽しみは、弾き方の基本や曲を教われることなのはもちろんなのですが、「先生の音(響き)を聴ける」ということが、とても大きいです。

私としては、先生の出す音(響き)を聴くために、新幹線に乗って出かけている、といっても過言ではないくらいです。(もちろん、レッスンでは基本以外にも演奏を詳しく丁寧に見て頂き、貴重なアドバイスをたくさん頂いてくるのですけど)

自分で、今回はまあまあ良くなってきた気がするぞ、と、勇んでレッスンに行っても、先生の出す音を1音聴いただけで、「あちゃー、やっぱり全然違う・・・なんでだ・・・」と、わかっていても愕然とする、ということを繰り返してきました。(今もまだまだです・・・)

でも、これって、本当に、奇跡的に幸せなことなんです!

一般に、ピアノのレッスンの場で教えてもらえることは色々あり、楽譜の読み方、鍵盤での指の動かし方、身体の使い方、楽典的なことまで、多岐にわたります。そんなレッスンの途中で、一部分だけだとしても、先生の演奏が聴ける、というのは、楽しみの一つだと思います。そんな風に弾きたい!という意欲が出ますよね。私も、これまでに受けてきたレッスンで、何度もそういう気持ちを味わってきました。

でも、先生のたった一つの音(響き)だけで、ここまでの違いをみせつけられたレッスンは、初めてでした。

それだけではなく、先生方も、日々練習と研究を重ねておられ、レッスンに伺う度に「新しい発見がありましたので、それをお教えしますね!」などとくるものですから、うかうかしているわけにはいきません。できないなりにも、必死に取り組むしかないのです。でもそれは、本当に楽しい!先生方のように、自在に響きを操って色とりどりの演奏ができる日は、いつになるのかわかりませんが、あきらめたくはありません。

教える身として、レベルこそ違えど、このようなワクワク感、楽しみを、いらしてくださる生徒さんたちに提供し続けていきたい、と、強く思います。

幸い、私がこの奏法を学ぶようになって少しずつ身につけてきたことに、生徒たちははっきりと反応してくださいます。レッスン室で、今の学びの成果を聴いてもらい、あれこれ話をしたあとは、レッスンも盛り上がります。生徒たちも、自分の出す音に対して、より耳を開いてくれているかもしれません。違いがわかってもらえると、ほんとうに嬉しいです。

ご家庭のピアノが電子ピアノの場合、レッスンでの時間を「特別に耳をすませる時間」ととらえ、グランドピアノの響きを楽しみにいらしていただけたらと思います。ご家庭では、曲の練習のなかで、教わった身体の使い方や鍵盤との関わり方のトレーニングをしていけばよいです。

何事も、目的と意識。

表現したい音楽のために、こつこついきましょう!